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2010年04月11日
なんでチェリー?
都をどりが始まっています。今年のポスターも三輪良平氏作。舞妓さんのあどけなさが表現されています。昨年より幼い感じです。ちなみに英語版のポスターには「CHERRY DANCE」と書いてあります。春の踊りだからチェリーなのでしょうか?その昔、海外の人に紹介されたときからこの名前だったようです。都をどりの歴史は明治5年から始まって戦争中途絶えますが。戦後の落ち込んだ気持ちを景気づけようと再開したらしいのですが、すばらしい発想です。その当時がどうだったのかはわかりませんが、実際、その舞台の色鮮やかさには、感動します。日本人の感性の豊かさ、こういう色彩感覚を本来もっているのだということを再認識し、欧米化されたモノトーンの世界感とは対象的だと感じます。着物の色はこうでなくてはとも思うのです。忘れさられようとしている日本の文化が数多くありますが、日本文化の力強さを見直せば、世の中、もっと元気になるのでは?と思う今日このごろです。
Posted by +yasu at 08:08│Comments(0)