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2012年05月01日
雅の世界&パクリ
京都国立博物館へ
陽明文庫展に行きました
サツキ咲く庭にて
家内は藤の帯を締めて、、
着物を着ていると
入場料1300円が
1000円になりました
紫式部のパトロン藤原道長
の血を引く近衛家に伝わるお宝です
国宝や重要文化財が
いっぱい。
竹下景子さんの音声ガイドがないと
シロートにはチンプンカンプンな
歴史資料も多かったけれど
藤原道長の書いた日記の字が
今も使っている漢字そのままで
そこにあるというのに感動
千利久の茶杓、
室町時代のお茶碗
などに関心し、
酒井抱一 、横山大観
上村松園など近代の
なじみのある作品を最後にみて
満足しました。
併設されていたショップを物色していたら
昔の小袖の写真に目がとまり
どこかで見たと思っていると
ついさっき、染め屋さんの新作展示会にあった
訪問着にそっくり。
その訪問着、なかなか良ねと
染め屋さんと話をしていたものでした
部分的に柄のボリュームを減らして
色は変えてありました
こういう古典のパクリは
着物の世界では日常茶飯事で
現代風にアレンジするところが
オリジナリティみたいになっています
古典柄を全くイチから造る
となると、それは古典では
なくなるのかな?
パクリというと聞こえが悪いけど
それが伝統柄というものなのですね。
Posted by +yasu at 22:22│Comments(0)