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2012年11月29日
琳派つおい
先日、名古屋に行きました
目的は徳川美術館の源氏物語絵巻と
リベンジのボストン美術館。
源氏物語絵巻といえば
弊社の看板を書いてくださった
故・山口伊太郎氏の鮮やかで華やかな
錦織の源氏物語絵巻を想像しますが
実物は色褪せ、見てもそんなに
感動はないだろう。でも、めったに見られない
特別公開。見ておかねばなるまい。と行ってみると、、
なんじゃこりゃ!絵巻がバラバラに切り取られ
板に貼ってあるじゃん。切り刻んで売りさばこうと
したんだろうか?期待してなかったけど
さらに裏切られた気分。
でも、国宝。その小さい展示室には
他に初音の調度など計5点の国宝が。
国宝というだけで有り難い気分になり
プラマイゼロでボストン美術館へ
お目当ての光琳・松島図屏風は
さすがに期待以上。圧倒されました
山口伊太郎氏もこの図を帯にしていましたが
やはり、実物はすごい。
こちらは原典の勝ち。
それにしても、琳派とは不思議。
世界に誇れる日本独自のもの
なんだろうけど、
心の波長にびりびり共鳴してくる
あれはいったい何?
でも、着物に琳派を取り入れるのは難しい。
琳派満々にすると「何がしたいねん」
ていうくらい毒毒しいものになる
琳派はちょっと振りかける位が
ちょうどいいのかな。
その位、琳派は強いということなのかもね。
写真は源氏も琳派も全く関係ない
クリスマスのハンカチのし紙つきです。
京濱で売ってます。
Posted by +yasu at 18:49│Comments(0)