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2014年11月06日
柄への好奇心
着物を着ようという方は
雑紙を買ったり、ネットめぐりをしたり
なにがいいもので、なにがいけないのか
何が合っていて、何が合わないのか
そんなモヤモヤに知識武装して立ち向かう
が、わけのわからない袋小路にはまったりする
「・・全ての情報は共有し並列化した時点で、
単一性を喪失し、動機なき他者の無意識に、
或いは動機ある他者の意思に内包される。」
そして流行ものに流されてしまう
<知的ナントカ>というウィルスに感染し
着物脳硬化症になってしまった方も
呉服業界人の中にも少なくはない
情報の共有化が進んでも
「個を取り戻す為の可能性は好奇心」
柄への好奇心が硬質化した着物文化の殻をやぶるのか?
と、訳のわからない事を書きつつ言いたいことは
最近出版された裏地桂子さんの本
「ほめられ きもの宣言」
着物への好奇心を刺激する
楽しいお着物が散りばめられております
京濱とセンスは違えども同じ方向を向いている気がします
残念なのは帯〆の締め方が
逆になっている写真がいくつか
それも、お茶目を計算しているなら恐ろしい
Posted by +yasu at 06:06│Comments(0)