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2018年03月13日
青の革命
着物は、流行り(はやり)廃り(すたり)がない。というものの、ワンパターンの繰り返しではなく、常に新しいものを作ろうとしているのは洋服の世界と同じでありますし、それがなかったら、何にも楽しくない世界です。伝統工芸・民族衣装という枠の中でそれをしようとするのは難しい、どうしても画一的なものになりがちというのは後ろ向きな考えです。色の組みあわせは無限大、柄も昔ながらのものだけでも数多くあるし、世界中にモチーフはあふれていて、アイデアはいっぱい湧いてきます。が、その中から、品良く、古典らしく、新しい、と3拍子揃わないと、はんなり小粋な京濱好みの合格点を与えられません。最近、そんな、京濱のアンテナをビリビリさせるのが「青」です。純粋な古典柄なのだけれど、柄の一部にキレのある青を使うことで、すごく新しい感じになります。青は金との相性も抜群。青と白と金この3色コンビでも、いい感じになります。青でも、水色に近い青も、強い潜在能力を秘めている気がします。京濱のここ、何ヶ月は青ブームになるかもしれません。とまっているようで、常にアップデートし続ける着物ワールドに注目してください。今週末の単衣の着物特集においても、青の存在、より単衣を楽しく盛り上げてくれることでしょう。
Posted by +yasu at 19:12│Comments(0)