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所在
 静岡県浜松市
  中区元魚町33
  松尾小路
  松尾神社前
 駐車場は店舗西

水曜日定休

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2018年11月22日

向正面は訪問着

向正面は訪問着

世界一短いかもしれない。と思うのは、相撲の取組(対戦)時間。早ければ、一瞬。普通でも数十秒、1分を越えれば長い試合という短さ。こんな短い格闘技があるだろうか?日本人には日常的な、見慣れたスポーツ?でも、改めて観察すると、その特異性はかなり特殊だと思います。一瞬できまる勝負ですから、その勝負に至るまでの精神統一は大変なものがあります。力士ひとりひとりに、その精神統一のやり方、ルーチンワークに特徴があって、面白い。単に、6時終了の放送時間にあわせるための時間調整ばかりではないのであります。

夕食のときに、その日の取組の録画を見るのが日課になっている今日このごろです。毎日見ていると、気がつくことですが、毎日、会場で観戦していらっしゃる方がおられます。着物をお召しのお姉様。いらっしゃる席は毎日違うし、お召しのお着物も毎日違う。薄い色もあれば、濃い色もあり、カッコいい黒羽織に無地の着物(たぶん)のときもあれば、訪問着のときもあります。

相撲のテレビ中継は、行事が前を向く方向をメインに撮していますが、その方向が向こう正面です。観戦する方がテレビにばっちり出る場所です。前述の毎日来られるお姉様、向こう正面のときは、訪問着です。たまたまではなく、やはり意識をされて訪問着になさった筈です。その使い分け、心意気、いいですね。歌舞伎でいうと、新春歌舞伎や襲名のときに盛装でいくというのと似ています。

特に、ドレスコードが指定されているわけではないけれど、ご自身の思い入れで、格を選ぶというのは正しい着方だと思います。周りの人がどんなものを着ていようが関係ありません。着飾ったからといって、その方を非難するような行為はいけません。そういうことをする人を着物警察というでしょうか?あれ、話が外れましたが、週末に向けて盛り上がる大相撲。観戦者の着物も楽しみです。九州場所が終われば、師走のあわただしさがやってきます。写真は、来年の干支の染め色紙(日展特別会員・井隼慶人先生原画)です。



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