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2019年10月04日
しつけ話
暴力に敏感な現代です
アンパンマンのアンパンチすら
批判される時代
体罰も科学的に分析されて
ゲンコツの類も言語道断で
教育には全く意味がないとされ
ひと昔前の人だったら、
子供の躾(しつけ)をどおすればいいのか
わからなくなるでしょうね
着物の躾はしつけ糸。
仕立てあがりの着物には
袖や裾まわりにつけてあります
とるのが面倒だから
とって納めてほしいとい方もいらっしゃいますし
しつけ糸をとりながら
着物を着る気分が盛り上がっていくのよ
と、言う方もいらっしゃいます
お母様のタンスを開けたら
しつけ糸がついたままの着物がいっぱいあって
着ないまま置いといて、もったいないと思った
というお話も少なくありませんが
以前は、シミ抜きや丸洗いなどのお手入れをした後は
しつけ糸をつけてお返しした
という慣習がありましたので
しつけ糸がついているからといって
着ていない着物ではない
ことも多いです
昨今はしつけ糸をとるのが面倒という方が多いので
お手入れの場合はしつけ糸は付けません
たまに、しつけ糸がついたまま着ていらっしゃる方が
見受けられます。くれぐれも、しつけ糸はとりましょう。
Posted by +yasu at 11:51│Comments(0)