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2010年09月06日
月見で一杯
重陽の節句は9月9日。縁起の良い奇数は陽の数、その中の一番大きな数が9。9が重なる重陽というわけですが、あらたまって御祝いする方は少ないのでは。もとは奈良平安の宮中の行事で、仙境に咲くといわれる菊、菊花酒を飲んだり、菊の香りを綿に移して、その綿で身体を清めたとかいわれています。花札の菊にも菊花酒が描かれ、お月様と揃うと、月見で一杯という役になりますが、、、。菊花酒、薬膳酒として実際に飲まれているようですね。肝臓、腎臓、肺、目に効くようです。効く(キク)から菊(キク)なのかもしれません。朝晩の風とスズムシの音にほんのりと秋を感じますが、秋への期待感を裏切られた日中の暑さと、夏の疲れか、もう暑いのは飽きて来た今日この頃、菊花酒でも飲んでみましょうか?写真は杉板に胡粉を盛って菊を描いたもの。5節句飾りの中の「重陽」です。京濱で販売しております。
Posted by +yasu at 08:08│Comments(0)