透けるのっていい
沖縄訪問記２回目。今は台風で大変ですが、３日前は良い天気でした。
花倉織作家の伊藤峯子さんを訪ねました。
首里城近くの丘の上、心地良い風が通り抜け、時間が遅く流れているような工房で花倉織を見ました。
花倉織とは、かつて沖縄の王族が着ていたもの。花織に混じって絽目のような透けたところがある織物です。今のきものサロン夏号の表紙を飾っている黄色の着物も伊藤さん作です。伊藤さんも糸を草木で染め、織り上げるまで自分で行う作家さん。いつも自然から色のインスピレーションをもらうという。花倉織は透けた部分を作るために花織に比べ何倍も大変な作業があり、コスト度外視で作っている。伊藤さんは、透けるのって綺麗でしょと笑顔で語ってくれた。好きなものを好きで作っている。自分にしかできない自信とともに、、。
byY
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